プライスアクション ~ 反転型のチャートパターン を覚えよう~
FXにおける反転型の チャートパターン
前回は、ローソク足を勉強しました。
ローソク足は一番最初に作られるプライスアクションです。
どこから始まりどう動いて終わったのか、それを表すのがローソク足でしたね。
ローソク足の記事はコチラ
今回は、FXにおける反転型のチャートパターンを10個解説していきます!
それぞれに特徴があり、初心者向け、上級者向け、取りやすさや出現ポイントなど一緒にみていきましょう!
- ヘッド&ショルダーズトップ
- ヘッド&ショルダーズボトム
- ダブルトップ
- ダブルボトム
- トリプルトップ
- トリプルボトム
- ソーサートップ
- ソーサーボトム
- スパイクトップ
- スパイクボトム
1.ヘッド&ショルダーズトップ
ヘッド&ショルダーズトップはふたつの山の間に高い山が現れるのが特徴です。
トレンド相場の天井で出現し、上昇から下降に転換するときに出現します。
ヘッド&ショルダーズトップのエントリーポイントは、3つの山を作り終えて、ネックワインを割ったタイミングです。
2.ヘッド&ショルダーズボトム
ヘッド&ショルダーズボトムはふたつの谷の間に深い谷が現れるのが特徴です。
トレンド相場の底で出現し、下降から上昇に反転するときに出現します。
ヘッド&ショルダーズトップとボトムパターンは、トレンド相場の終盤に出現し、その後反転する可能性が高いので、タイミングにうまく合わせてエントリーすればトレンドに乗れる可能性があります。
3.ダブルトップ
ダブルトップとは、Mの形をしたパターンです。
相場の天井で出現しやすく、同じ高値で2度抵抗にあって下降することから、上昇トレンドの終了とみなされます。
ダブルトップのエントリーポイントは、ふたつの山を作り終えてネックラインを割ったタイミングです。
4.ダブルボトム
ダブルボトムとは、ダブルトップの反対で、Wの形状をしたパターンです。
相場が底をついたときに発生し、相場が上昇に転じるときに発生します。
ダブルボトムのエントリーポイントは、ふたつめの谷を作り終えてネックラインをうわ抜けしたタイミングです。
ダブルトップとダブルボトムは、トレンド転換時に発生する傾向があるので、タイミングを合わせてエントリーすれば転換したトレンドに乗れる可能性があります。
5.トリプルトップ(三尊天井)
トリプルトップとは、3つの山と2つの谷で形成されており、中央の山が左右の山より高い時は前述のヘッド&ショルダーズトップになります。
一般的にダブルトップより、精度の高いパターンとして知られています。
トリプルトップが現れるときは天井が意識された証拠となり、トレンドの終了を表します。
エントリーポイントは、ネックラインを割り込んだときです。
6.トリプルボトム(逆三尊)
トリプルボトムは、トリプルトップの逆の形をしており、3つの谷と2つの山で形成されています。
このパターンも下げ止まりが意識されているので、トレンドの終了を表します。
エントリーポイントは、ネックラインを越えて上昇したときです。
7.ソーサートップ
ソーサートップとは、お皿をさかさまにしたような形状をしており、高値圏で発生します。
次第に上値を切り下げ、下落が一服すると下落局面に転換します。
8.ソーサーボトム
ソーサーボトムとは、お皿のような形状をしており日本では、「なべ底」ともいわれています。
安値圏で発生し、緩やかに下げしばらく横ばいを経由したあと、次第に下値を切り上げて上昇に転じるのが特徴です。
変化が緩やかなソーサートップとソーサーボトムは、初心者が気づくのは難しいでしょう。
9.スパイクトップ
スパイクトップは日本では、「尖端天井」などと呼ばれ、上値方向へ尖ったチャートパターンを形成することが特徴です。
スパイクトップは、主要国のポジティブな経済指標発表や、要人発言直後に発生しやすいといわれています。
急騰後に下値を抜けた場合、高確率でトレンドが反転するので落ち着いてみまもりましょう。
10.スパイクボトム
スパイクボトムは日本では、「尖端底」と呼ばれ、下値方向へ尖がったチャートパターンを形成することが特徴です。
ネガティブな経済指標発表や要人発言直後、戦争などの出来事があったときに発生しやすいです。
スパイクトップとスパイクボトムは変化が短時間に起こるので利益につなげることが難しいとされています。
トレーダーがパニックになってるときに発生するので、初心者があえてリスクをとる必要はないでしょう。
まとめ
今回は反転型の チャートパターン を見ていきました。
FXを勉強しているとどこかに書いてある、どこにでも書いてあるものです。
大切なのは、どこに出現したのか、どんなときに出現したのか、をきちんと把握すること。
そしてそれを自分なりに検証することです。